未審査の482ビザ申請について
[表1]は審査未完了の482ビザ申請数を一覧にしたものです。
[表1] Subclass 482 visa applications not finalised (Source: Department of Home Affairs)
Travel Exemptionを取得できない限り、Offshore申請分は2020年3月頃から審査が保留状態となっていること等から2019年6月と2020年6月の残数に大きな隔たりが見られます。
一方2021年6月の残数が前年に比べ、さほど増えていない理由としては「Travel Exemptionが得られそうにない状況の場合、申請を手控える傾向があったこと」や「時間切れによる赴任先の変更で申請取下げが見られたこと」などが考えられます。([表2]中の「FY2021における発給数 23,160」のOnshore/Offshore内訳についてはデータを入手の予定。)
なお[表2]から「482ビザ担当部署の通常処理能力を年間45,000件」と仮定した場合、審査の正常化後、未処理分2万件余の審査完了に半年程度を要することになります。
[表2] The size of subclass 482 visa program (Source: Department of Home Affairs)
但し上記はあくまで単純計算であり、「入国制限緩和後、482ビザの審査部署に人員の集中配備を行う」「優先審査職種リスト(PMSOL)を当面維持する」等の方策が取られれば、必ずしもビザの発給に長期を要しません。またAccredited Sponsorshipの認定を受けることで、優先審査の対象になることも可能です。[2021.10.25]